「理系として専門分野に進む」という明確な目的があるなら、そう感じるのも無理はありません。
古文や漢文の文法を丸暗記したり、歴史の年号や地名を詰め込んだりする時間は、工学や理系の専門に進んだあとで直接使う機会はほとんどありません。「そんなことに貴重な1年や2年を使うくらいなら、微積分や物理の法則、英語の読解を極めたほうがよほど血肉になる」というのは、理系的な合理性から見れば完全に筋が通っています。
センター試験(現・共通テスト)は、言ってみれば「広く浅く、穴のない優等生」を選別するためのフィルターです。
国公立の狙い:バランスよく何でもこなせる総合力を測る
私立理系の狙い:数学と物理(または化学)の専門的思考力と突破力を測る
求めている人材のベクトルがまったく違うので、最初から進む道が決まっている人にとっては、センター対策は「自分の専門に関係のない科目にリソースを奪われるだけの作業」になりがちです。
必要な科目に絞って深くやり切る戦略をとった人からすれば、「余計な寄り道をせずに正解だった」と思えるのは当然の感覚だと思います。